ディスレクシアって何?ディスレクシアを知りたい方におすすめ

ディスレクシアをご存じですか。私は息子が「ディスレクシアではないか」と言われて初めて知りました。ディスレクシアってなんでしょう。ディスレクシアをめぐってどんなことがあるのでしょう。経験でわかってきたことをご説明します。(藤堂栄子)

ディスレクシアの人たちの仕事選び、仕事探し、就労先でのポイント等々をわかりやすく紹介。成功している人たちからいろいろなヒントを教えてもらうことで、ディスレクシアでも自分らしく生き延びる方法をみつけましょう。(藤堂栄子)

読み書きが苦手なのは、「がんばってないから」じゃない。40人学級に3人の確率でいる発達性読み書き障害の子どもたちのために、今できること、将来役立つことを、発達性ディスレクシア研究者宇野彰とマンガ家千葉リョウコが解説するコミックエッセイ。

ディスレクシアは脳内でどのように情報を処理しているのか、特別に得意なことや才能を発揮している分野など、専門的な内容を実例をたっぷり紹介しながら、エビデンスを用いて説明。専門書で理解を深めたい方におすすめ。The Dyslexic Advantage- Unlocking the Hidden Potential ofthe Dyslexic Brain 翻訳。

読み書き困難に応じた多様な学びと支援を知りたい方に

ディスレクシアの研究・指導の第一人者の先生方による『読み書き困難指導・支援講座』テキスト。指導・支援の心がまえ、困っている児童生徒への気づき、アセスメント、ICT の使用、英語の指導・支援など、現場にいかせる学習支援方法・実践例を学べる。

学校でしんどいとき、勉強でうまくいかないときにできる、LDの先輩たちの工夫37を紹介。発達障害のある子の学校での多様な学び方、当事者と家族へのインタビュー、支援者からのメッセージあり。148ページに会長藤堂栄子メッセージあり。

読み書き障害を理解するためのはじめの一歩、基礎知識、検査・評価、サポート方法、支援方法、学校で導入されたタブレット活用法を紹介する入門書。

読み書き困難の子どもたちを救う「知る」「調べる」「支援する」の3つのセーフティネットと、ICTを活用して子どもの「学ぶ力」をサポートする具体的な事例を紹介。子どもたちのエピソード紹介、読み書き困難のある子を支える学校体制整備も。

ディスレクシア当事者の体験が知りたい方におすすめ

人気落語家柳家花緑の自伝。ディスレクシアと気づいたきっかけ、子ども時代からの経験談、専門家・家族・弟子インタビュー等あり。ユーモアある語り口に、心が楽になる、勇気づけられる1冊。

小2になってもなかなか字が書けるようにならない、ノート1ページの漢字練習に1時間かかる、黒板の字を写しきる前に消されてしまう…他のことは問題なくできて理由はわからなかったが小5の夏休みに「発達性読み書き障害(発達性ディスレクシア)」とわかる。実体験コミックエッセイ第1弾。

43歳で私は「ディスレクシア」だったと知りました。この本は「読み書きができない」私が妻の助けをかりながら一生懸命書いたものです。建築業の井上智さんが、読み書きができないために勉強を放棄せざるを得なかった子ども時代からこれまでと、自分なりの読み書きの工夫をまとめた本。

認定NPO法人エッジ創業のきっかけとなった、会長藤堂栄子の息子である藤堂高直28年間の記録。幼少期、小中学校時代苦手だったこと、イギリスに留学したことから、思いがけずわかったディスレクシアの診断。イギリスでの教育で普通に行われているディスレクシア支援と建築家への道のり。

小学生の頃から読み書きに遅れが生じ、中学生でディスレクシアと(識字障害)と診断。不登校を経験する一方で、ドローンと出会い全国大会で優勝。18歳で会社を設立、ドローンパイロットとして活躍する髙梨智樹自伝。

文字を書く、読むことの訓練は、ディスレクシアの子の集中力や精神力、体力を奪っていく。好きなことや興味を持っていることへの探求心や情熱まで容赦なく削っていく行為です。字を書くことに苦しんだ濱口瑛士が、自分にしか描けない絵を描き、その苦悩とディスレクシアだからできることを伝える。

こども向けディスレクシアの本・絵本

エジソンやアインシュタイン、チャーチル、偉業を成し遂げた人物たちはディスレクシアだった。ディスレクシアならではの才能で未来を切り拓いた人物の伝記。認定NPO法人エッジ理事藤堂高直が小学生のとき読みディスレクシアをポジティブに受けとめた本。

ディスレクシアの大変さ、ディスレクシアの人たちが得意なこと、ディスレクシアの人たちはどのように学べば上手く学べるのかについて、できるだけ言葉に頼らず絵や図を多用して表現した絵本。著者自身ディスレクシア。認定NPO法人エッジ理事辻祐子翻訳。

主人公トリシャにとって、字はくねくねした形に見えるだけで読めない。友達に笑われ、からかわれるトリシャに、新しくやってきたフォルカー先生は特別な練習を始め、そこから世界が変わり始める。ディスレクシアである作者の自伝的な話。

読み書き障害でも読みやすいフォントが生まれるまで。様々な困難の中で、偶然のタイミングや出会い、多くの人々の想いから奇跡的に生まれた、UDデジタル教科書体開発ノンフィクション。172ページに会長藤堂栄子も登場。

NHKドラマ10で話題。高校定時制に通う様々な事情の生徒たちが織りなす科学部設立と前代未聞の実験への挑戦。読み書きだけが極端にできず「ディスレクシアでは」と教師に見抜かれる生徒が、特性に合った学びを得て独創的な発想で実験を先導する。

発達障害・学習障害について、エッジ講座の講師著書

心理的自立から進学・就労の準備まで、思春期の子どもに今、親ができること、自立に向けて育てたい力をやさしくポジティブに考えられる本。「自己理解の進め方」「問題解決力のつけ方」「社会的機能の獲得」「進学と就労準備」と順を追って解説。