読み書き困難指導・支援講座

読み書き困難指導・支援講座は、全人口の10%以上いるといわれているディスレクシアをはじめとする読み書きの困難がある子どもたちへの学習支援をする方に受講していただくeラーニング講座です。
読み書きの困難への指導・支援に関する日本初のコースで、3万人以上の教員や支援者の方がこの講座で学ばれています。

読み書き困難がある子どもの指導・支援を学ぶ

障害を持つ児童生徒の理解については教員免許を取得する際の必須単位になりましたが、教育の基本である読み書きの困難さを持つ児童生徒の理解と支援・指導について体系的に学ぶことができる講座は少ない状況です。
ディスレクシアはじめとする読み書きの困難がある児童生徒が一人でも多く、適切な対応をされて本来の力を発揮できるよう、また先生方の一助となることを願ってつくられた講座です。

読み書き困難指導・支援講座 ~子どもの味方の「教え方」~

ディスレクシアについて学ぶ意義

人口の10%いると言われるディスレクシアをはじめとする読み書きの困難を持つ児童生徒への指導と支援について日本で初めての講座です。
障害を持つ児童生徒の理解については教員免許を取得する際の必須単位になりました。ただ、広く障害全般についての内容となるので、教育の基本である読み書きの困難さを持つ児童生徒の理解と支援、指導について体系的に受けられる講座は大変少ないです。eラーニングであるため、世界中どこからも自分のペースで体系的に学べます。
一人でも多くのディスレクシアの児童生徒が適切な対応をされて、本来の力を発揮できるよう、先生方の一助となれることができたら幸いです。

講座の目的

読み書きの困難を見せる児童生徒の割合は日本語で5%から8%と言われており、困難さが顕著に出る英語圏では10%から20%と言われています。ディスレクシアだけではなく読み書きの困難が見られる児童生徒への指導や支援について理解と実践が求められています。このコースを通して読み書きの指導や支援に自信を持ってもらいたいと思います。

講座の意味

教員を目指す方、教員の方は障害の理解の知識を持つことが必須となります。ディスレクシアは障害の中でも触れられることが少ないですが、教育に関しては全ての教員が読み書きの困難に気づき、通常学級の中でできる支援についての知識と実践に必要な情報が得られます。

講座の内容

本コース紹介動画
読み書き困難指導・支援講座のご紹介動画をYouTubeにてご覧頂けます。

学習形式
eラーニング
コース概要
個々の児童生徒への対応を身につけていただきます。 指導・支援にあたっての心構え、読み書きが困難であるということはどういうことなのか、困っている児童生徒への気づき、アセスメント、ICT
の使用、英語の指導・支援など幅広く、読み書きを教える方に受けていただきたい内容です。

講座内容 講師
イントロダクション イントロダクション 竹田 契一
第1章 発達性読み書き障害 宇野 彰
第2章 日本語の読み書き困難 安藤 壽子
第3章 一斉指導における合理的配慮~読み書きの困難と国語指導・支援について~ 上條 大志
第4章 英語学習の困難さ 小林 マヤ
第5章 英語の支援 村上 加代子
第6章 ICTを活用した支援 高松 崇
第7章 子どもの味方の学校づくり 安部 雅昭
監修

藤堂栄子

認定NPO法人エッジ1953年横浜生まれ、慶応義塾大学法学部政治学科卒業、星槎大学大学院修士課程修了教育学修士
NPO法人エッジ設立 以降現在まで会長
日本発達障害ネットワーク(JDDnet)理事、副理事長、文部科学省特別支援教育ネットワーク推進委員会、厚生労働省社会保障審議会障害者部会委員の他、内閣府、国土交通省、厚生労働省などの関係委員を歴任
ディスレクシア関連の著書、記事多数、時事通信社「内外教育―ディスレクシアへの合理的な配慮」カラム
講師

竹田契一

大阪医科薬科大学LDセンター顧問、現在はLD・Dyslexiaを中心に発達障害の教育的支援
米国Asbury大学、Pittsburgh大学大学院、Michigan大学大学院にて言語病理学を学ぶ、1965年帰国後 慶応義塾大学医学部医学研究科修了(MD授与)
脳損傷後のスピーチリハビリテーション、小児へのインリアルアプローチを専門とする。
その後、大阪教育大学障害児教育講座教授、大阪医科大学小児科客員教授などを経て現在大阪医科大学LDセンター顧問、現在はLD・Dyslexiaを中心に発達障害の教育的支援また2018年まで一般財団法人特別支援教育士資格認定協会理事長。
京都府、京都市、兵庫県、神戸市の特別支援教育専門委員などを歴任。

宇野彰

博士(医学)。言語聴覚士。専門は発達認知神経心理学と認知神経心理学的リハビリテーション。
職歴としては、音楽プロモーター、江戸川病院リハビリテーション科科長代行兼言語室長、国立精神神経センター精神保健研究所治療研究室長、カリフォルニア大学デイビス校神経内科学教室客員研究員、筑波大学人間系教授を経て、現在NPO法人LD・Dyslexiaセンター理事長。発達性ディスレクシア研究会理事長。コネティカット州で行われたInternational
Dyslexia Association2018の国際年次大会ではシンポジストを務めた。

安藤 壽子

博士(教育学)東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科修了
元お茶の水女子大学教授/SENS-SV SENS神奈川支部会会長
専門はLD(学習障害)、読み書き障害の指導・支援。
平成27・28年度文部科学省中央教育審議会初等中等教育分科会委員、横浜市教育ビジョン懇談会・教育課程委員会委員等を歴任。ELC:Easy Literacy
Check読み書き困難児のための音読・音韻処理能力簡易スクリーニング検査(図書文化,2016)の開発に携わる。

上條大志

小田原市立足柄小学校総括教諭(動画作成時)
神奈川県生まれ。教育学修士、特別支援教育士。星槎大学客員研究員。平成27年度神奈川県優秀授業実践教員。日本LD学会、日本授業UD学会会員。

主な研究分野は、特別支援教育の考え方を活かした学級づくり、授業づくり。単著として、「つながりをつくる10のしかけ」(東洋館出版社)、分担執筆として、「個別最適な学び×協働的な学びを実現する学級経営365日のユニバーサルデザイン」(明治図書)、「これで書ける!サクサク作文サポート」(東洋館出版社)、「授業のユニバーサルデザインと合理的配慮」(金子書房)など。

小林 マヤ

アメリカ言語聴覚協会(ASHA)認定スピーチ・セラピスト、言語学博士、言語聴覚士。
アメリカのボストンにある大学院を卒業し、その後現地の公立学校でスピーチ・セラピストとして勤務した後、日本に帰国。それ以来、研究活動をしながら、通級指導教室の教員向け、小児の言語聴覚士向けに数々の研修・スーパービジョンを行ってきた。現在も、インターナショナル・スクールの巡回言語療法、またアメリカ合衆国国防省教育局所蔵のスピーチ・セラピストであり、何百との個別指導計画(IEP)を立案し、展開している。

高松 崇

京都市教育委員会 総合育成支援課 ICT専門主事
1986年 関西大学経済学部卒業その後、20年間企業にて経理、財務、システム部門で勤務
第3子に18番テトラソミーという染色体異常の障害児が生まれたことを機に独立
2013年より 京都府宇治支援学校SSC(スーパーサポートセンター)京都府特別支援教育専門家チームまた、
2011年に NPO法人支援機器普及促進協会を設立
2016年より 京都市教育委員会 総合育成支援課 ICT専門主事
デジタル庁 デジタル推進委員
ICTアクセシビリティアドバイザー認定 Basicレベル

安部 雅昭

星槎国際高等学校副校長 星槎大学特任准教授 (学校心理士)
主な臨床分野は不登校及び発達障害児者への心理支援及び教育環境整備について実践している。東日本大震災直後より福島県相馬・南相馬市の中学校のスクールカウンセラーとして学校を支援。(現在も継続)また、東京都の巡回相談心理士や浦安市教育委員会まなびサポートチームのスーパーバイザーとして、子どもにあった教育環境つくりを行っている。

村上 加代子

甲南女子大学人間科学部准教授(動画撮影時)、武庫川女子大学教育学部准教授(2022年〜)、英語教育ユニバーサルデザイン研究学会(AUDELL)設立・代表、特別支援教育士。
英語教育での読み書きの躓きを抱える児童生徒に関する研究・指導を行っている。
『個に応じた英語指導をめざして』(くろしお出版, 2021)、『『ビジョントレーニングでアルファベットはじめてドリル』(東京書籍,
2021)、『読み書きの苦手な子どもたちへの英単語指導ワーク』(明治図書,
2018) 『目指せ!英語のユニバーサルデザイン授業』(学研プラス, 2019)ほか雑誌連載など多数。
学習時間
約12時間
受講料
一般 18,700円 / 学生 4,400円
修了認定
読み書き困難指導・支援講座受講後にレポートをご提出頂きます。
認定NPO法人EDGE事務局にてレポートを確認し、修了証(PDF)を発行致します。修了生は、読み書きアセッサー養成講座(e-ラーニング)にお申込みいただけます。
参考書籍

『子どもの味方の「教え方」~気づいてほしい読み書きの困難~』 3,080円(税込)

eラーニング『読み書き困難指導・支援講座』の内容を1冊にまとめました。
学習にお役立てください。

書籍のご注文はこちら

●改訂しました(2024年9月)

  • 第5章 村上加代子先生「英語の支援」追加
  • 第6章 高松崇先生「ICTを活用した支援」リニューアル
コース期間
約 3 か月間

参加者の声
闇雲に、手探りだった視点や方法に根拠づけができるようになりました。(40代・言語聴覚士)
診断名が分かっても、具体的にどのように支援したらよいのか、親も学校も手探りでした。どのような例があるのか、アプリ名や補助具の写真など、具体的に知れたことがとても役立ちました。(40代・保護者)
具体的な指導方法について、学校全体での取り組み方法、インクルーシブ教育や合理的配慮について、英語学習困難な生徒の理解と指導方法について等、多くの学びがあり満足している。(50代・特別支援学校・高等学校教員)
読み書き障害の具体的なイメージがつかめてよかったです(50代・医療関係・精神科)
全体像から、支援の具体まで、網羅的に学ぶことができ、実際の支援に生かせると感じた。
(40代・小学校教員)
娘への理解が深まった(40代・児童発達支援センター職員・保護者)
申し込み方法
Peatixよりお申込み下さい。

次期コースのご案内
申込期間:
2024年11月1日(金)~2025年1月13日(月・祝)
受講期間:
2024年11月1日(金)~2025年2月11日(火)
注意事項
  1. 受講には誓約書への同意が必要です。
  2. 受講のための、パソコン・タブレット等の通信機器、及び、イヤホン等の周辺機器の準備はご自身でお願い致します。
  3. 講座の性質上、キャンセル(お申込み決済後の返金)はできませんのでご了承下さい。
お問い合わせ
認定NPO法人エッジ
読み書き困難指導・支援講座担当 yomikaki@npo-edge.jp
※土・日・祝日はお休みを頂いております