読み書きに困難さがあるディスレクシアのキッズ&ティーンズを対象に、アートコンペティションを開催。表彰作品が決まりました!
ディスレクシアは、学習障害(LD)の中核で、文字の読み書きがすらすらと正確にできない特性があります。40人学級に2~3人の割合でいますが、見た目ではわからず、あまり知られていません。全般的に知的発達に遅れはなく、生まれつき脳の働きに起因すると考えられています。※日本語では8%が読み書き困難と報告されている(Uno et. al. 2009. Reading and Writing. ) テレビドラマ『愛の、がっこう。』では、見えにくい特性である「読み書きが苦手な」主人公の葛藤が描かれ、話題を呼びました。 ディスレクシアのこどもには、本来もっている豊かな力があります。ディスレクシア・アートコンペティションは、こどもたちが表現する楽しさを実感し、クリエイティブな力や自己肯定感を高めていくことを願って開催しています。 今年のテーマは「ディスレクシアな愉(たの)しみ~Joy of Dyslexia~」。 ディスレクシア当事者で現在活躍中のデザイナー、ユーチューバー、芸術学部大学生が審査員となり、最優秀賞、優秀賞、佳作の7作品が選ばれました。惜しくも入賞を逃した作品も力作、個性的な作品が揃っていました。結果発表ページ https://art-compe.hp.peraichi.com/npoedge
■10月4日(土)表彰式を開催しました!
表彰式:2025年10月4日(土)15:00~16:00 ※表彰関係者のみ参加可
場所:江夏画廊(東京都港区麻布台3丁目1−5 日ノ樹ビル 302)&ZOOM
特別審査員:イギリスのベストセラー画家 マッケンジー・ソープ氏(ディスクレシア当事者)
独創性きらめく力作がずらり。審査員は各界で活躍するディスレクシア。入賞者が作品に込めた思い、審査員の講評、英国から来日したベストセラー画家マッケンジーソープさんから一人一人に作品のすばらしさが伝えられた会でした。
ソープさんは、ご自身が幼少期ディスレクシアでつらかったこと、絵を描くことが楽しみだったことなどもお話しされました。また特別賞「ソープ賞」を、昨年に続き自ら授与されました。
「みんな若い。すでにこんな素敵な作品を創っている!続けてほしい」。
表彰式後もひとつひとつの作品の良さや次の制作へのヒントや励ましを、こどもたちや来場のご家族と話して、夢を与えてくださいました!
アートコンペはクラウドファンディングのおかげで実施することができました。あらためてお礼申し上げます。

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